23年度 事業報告

パンフ

NPOインターンシップで社会起業(SB)しませんか(表)
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NPOインターンシップで社会起業(SB)しませんか(裏)
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事業全体の報告

事業概要

 

◆概要 ~ NPOの「地域起業力」! 大学生・若者の「社会人基礎力」!

 

 大学生・若者の将来を築くため、また地域の未来を創るために、NPOなどが地域や自治体、大学、企業、公益団体 と「地域共創」ですすめる地域起業が必要とされています。 しかし、現状では、NPOの経営基盤が弱く、若者などの担い手も得られていない状況です。このプロジェクトは、「地域起業」(ソーシャルビジネス、コミュニティビジネス)を行う地域のNPO・NPO法人が、 大学生・若者を始めとした地域人材をインターンとして受け入れ 、経営基盤を強化し、かつ学生・若者とともに企画 した企業との協働プロジェクトでソーシャルビジネス(SB)やコミュニティビジネス(CB)を立上ける、というものです。大学や学生側にとっても、またNPO側にとっても、WIN-WINとなるインターンカリキュラムでは、学生は「社会 人基礎力」(社会性とビジネススキル)を身につけ、NPOや企業との望ましいマッティンクを得られ、NPO 側は学生・若者とともに「地域起業力」を養い、NPO地域起業が可能になる、と考えました。

 

◆体制

 

 本プロジェクトは、東上線NPOネット・地域雇用推進委員会が実施主体となり実施致します。同委員会の中には、 検討機関として全体会(「新しいモデル研究会」・地域雇用推進委員とアドバイザーで構成)および実施機関としてのプロジェクト推進委員会(「地域共創チーム」・共創コーディネータとインターン生、地域企業などで構成)を 設けます。 全体会=「新しいモデル研究会」では、このプロジェクト全体に助言等を行い、プロジェクト推進委員会=「地域 共創チーム」では学生・若者への支援、NPOへの指導・進捗、大学との協議などを行います。 インターン生を受け入れるNPOは、インターンシップの教育カリキュラムの提供と運営、及び地域起業プランづくりを行い、大学生・若者の「社会人基礎力」、NPOの「地域起業力」を養います。その他、このプロジェクトに関係する地域内の企業や自治体、個人などは、このプロクラムによって「地域共創」、つまり、地域で「ともに働く」「ともに学ぶ」「ともに創る」関係で関わることになります。「地域の新しい公共の場づくり」としての地域共創 ~「ともに働く」「ともに学ぶ」「ともに創る」
地域共創については、日本私立大学協会は「大学の地域共創」を大学のあり方として展開しており、一部の自治体、 団体、青年会議所等も地域共創というコンセプトで事業を推進しています。“共創”の概念は、「地域の新しい公共の場 づくり」には“協働”、“参画”とともに重要な原則となっています。

 

◆社会人基礎力と地域起業力の養成の仕組みと主な役割

 

 経済産業省の「社会人基礎力」の3つの能力と12の能力要素とテクニカルスキル・コミュケーションスキルの指標 に基づき、学生等は自己分析、及び、目標を定め、大学はその自己分析・目標を精査し、NPOはインターンシップ、 地域起業プランづくりの実施にあたって、能力・スキルを養えるプロクラムの計画・実施を行います。「共創コーディネータ」は学生等の自己分析・目標とNPOのプロクラムの計画・実施の支援・進捗等を行います。 すべてのステークホルダーが、これらの指標・書式をもってこのプロジェクトの評価に参加することで成果を確認 し、次につなげます。 

 

【共創コーディネータ】

 共創コーディネータはインターンシップ、及び、地域起業プランづくりにおいて定められた 指標・書式に基づいて 学生・若者への支援、NPOへの指導・進捗、大学との協議などを行います。 <共創コーディネータの要件>企業、行政、公共団体での勤務経験や自営・企業などの経営経験があり、教育・OJT を実施した経験をもつ方が原則です。学生のインターン活動と関わった経験やコーチング、JOBトレーニングの能力を有し、FACEBOOK、blogなどを使いこなせる点も考慮して選考します。

 

【受け入れNPO】

 受け入れNPOはインターンシップ、及び、地域起業プランづくりを行い、大学生・若者の「社会人 基礎力」、NPOの「地域起業力」を養います。

 

<社会人基礎力> 

 職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力を下記3つの能力「前に踏 み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」と12の能力要素から成る「社会人基礎力」として定義づけている。 

 

以下に、それぞれの報告を致します。

事業報告内容

 

■マルチステークホルダー(会議体)の実際の役割


[NPO法人、NPO]


○NPO法人東上まちづくりフォーラム(委員会運営、全体総括、会議体メンバー間の連絡調整)

○ソーシャルプロデュースネット(委員会運営、事業総括、会議体メンバー間の連絡調整、代表が共創コーディネータとして活動)

○NPO法人埼玉事業能力開発機構(委員会参加、代表が共創コーディネータとして活動)

○NPO法人和光まちづくりNPOセンター(委員会参加、NPOインターン受入れ&SB創出事業を検討・提案)

○NPO法人まちづくり楽会(委員会参加、NPOインターン受入れ&SB創出事業を検討、インターン生とのコミュニケーションの場を設定)

○NPO法人安心安全ネットワークきずな(NPOインターン受入れ、SB創出事業の立案およびその実施、共創コーディネータとのやりとり)

○あさか市民活動ネットワーク・あさか市民大学大学部会(NPOインターン受入れ、SB創出事業の立案およびその実施、共創コーディネータとのやりとり)

○NPO法人広報じもと(NPOインターン受入れ、SB創出事業の立案およびその実施、共創コーディネータとのやりとり)

○NPO法人エコ・コミュニケーションセンター(NPOインターン受入れ&SB創出事業を検討、インターン生とのコミュニケーションの場を設定) 

○NPO法人土と風の舎(NPOインターン受入れ&SB創出事業を検討、インターン生とのコミュニケーションの場を設定)

○認定NPO法人メイあさかセンター(NPOインターン受入れ&SB創出事業を検討・提案) 

○NPO法人埼玉ツーリズム協議会(NPOインターン受入れ&SB創出事業を検討)

○市民映像フォーラム(NPOインターン受入れ&SB創出事業を検討)

○あさか・なごみ農園(イベント参加、今後のNPOインターンの受け入れやSBの創業支援を希望)

○さいたまキャリアサポートステーション(イベント参加、本事業に関する意見交換を実施、今後のNPOインターンの受け入れやSBの創業支援を検討)

 

[行政等]


○埼玉県南西部地域振興センター(委員会参加、市町との接点づくり、イベント参加)

○朝霞市(イベント参加、本事業に関する意見交換を実施)

○和光市(本事業に関する意見交換を実施)

○志木市商工会(NPOと企業との協働によるSB創出の件など、本事業に関する意見交換を実施)

○川越商工会議所(インターンの取材に協力、本事業に関する意見交換を実施)

 

[大学等]


○淑徳大学(学生に本事業を告知、本事業に関する意見交換を実施)

○尚美学園大学(学生に本事業を告知、本事業に関する意見交換を実施)

○東洋大学;朝霞キャンパス、川越キャンパス(学生に本事業を告知、本事業に関する意見交換を実施)

○立教大学(学生に本事業を告知)

○十文字学園女子大学(学生に本事業を告知、本事業に関する意見交換を実施)

○東京国際大学(学生に本事業を告知)

○東京電機大学(学生に本事業を告知、本事業に関する意見交換を実施)

□その他、東上線沿線、県内の大学にご連絡等致しました。

□また上記大学以外のインターン生は以下となります。(みな埼玉在住の学生)

国学院、日大、東京農大、都留文化大学 、千葉大、社会事業大

どのNPOに関わったかについては以下をご参照ください。

-NPO法人安心安全ネットワークきずな(3名)

      東洋大2名、東京農大

-あさか市民活動ネットワーク・あさか市民大学大学部会(1名)

      国学院

-NPO法人広報じもと(4名)

 日大、東洋大、尚美学園大、都留文化大学

-東上線NPOネット構成メンバーのNPO(2名)

千葉大(大学院生)、社会事業大学卒社会人若者


なお、学業が忙しい等の理由でインターンのプログラムが未了となった4名、
その他、応募はあったが、実際には関わらなかった6名がいた。

 

[企業等]


○株式会社発する21(NPOと協働してSBを立ち上げる事を検討、コミュニティ内活動拠点を協働して整備)

○株式会社志木サテライトオフィス・ビジネスセンター(NPOと協働してSBを立ち上げる事を検討、職業訓練校として求職中の若者層を本事業に紹介)

○有限会社安塚屋(NPOと協働してSBを立ち上げる事を検討)

○有限会社まつやま書房(NPOと協働してSBを立ち上げる事を検討)

○合同会社リベルタス(NPOと協働してSBを立ち上げる事を検討)

○株式会社ゲットワークス(NPOと協働してSBを立ち上げる事を検討)

○有限責任事業組合じもとメディア(NPOと協働してSBを立ち上げる事を検討)

○イーグルバス株式会社(インターンの取材に協力、本事業に関する意見交換を実施)

○島田新聞販売店(インターンの取材に協力、本事業に関する意見交換を実施)

○レストランセヴレ 39(インターンの取材に協力、本事業に関する意見交換を実施)

 

■事務の流れ(実績等)


年 月

NPO基盤強化とSB創業

学生とNPOとの接点作り

23
  7

・会議体(委員会)設立、

運営方法の検討、事業方針決定

・支援先NPO及び共創コーディネータの募集と選定

NPOと学生とのマッティング

・参加学生・卒業生(埼玉県内在住・在学)募集開始

NPOとのマッティング

・大学内での説明会開催

8

  

・第1回委員会開催(8/3

NPOから活動計画書(「NPO用エントリーシート」及び「NPO地域起業プラン」)を受領

NPOとの地域起業検討会はじまる

NPOによるインターン生の受入れ(既存活動の棚卸し&インターン生の参加)

・学生側から自己評価書(「学生用エントリーシート」)を受領

NPOインターンを薦めるパンフレット(A4版)を沿線大学等に配布

・大学との本事業についての意見交換の場設定が本格化。

NPOの既存活動への参加

9

・共創コーディネータによるNPO支援が本格化。

・共創コーディネータによる個別の学生インターン支援が本格化。

10

SB企画作成が本格化(インターン生も参画)

・「NPO地域起業プラン(バージョンアップ版)」を受領

NPOの新規SB企画案作成に参画

11

 

・新規事業(SB)の立ち上げに動く

SB立ち上げの活動に参画

12

・第2回委員会開催(12/8)事業の中間報告、今後の予定と方向性の確認

・発表会に向けての資料等の作成

  1

NPO側から感想・評価書にあたる書類を受領(「NPO起業の状況」及び「インターンの状況」)

・学生側から感想・評価書にあたる書類を受領(「インターンシップ活動記録」、「インターン生の報告」、「インターン生のプラン」)

・事業の発表会を開催(1/22

  2

・第3回委員会開催(予定)

       

 

■得られた成果等


○成果及び工夫した点(および一部課題点の提示)


[学生インターンについて]


・学生インターンの募集に関しては、大学の就職支援課等と本事業についてのコミュニケーションをしたうえで、学内の食堂などでチラシを配布するなどして学生を集めた。応募者17名(内実際にインターンに進んだ者は14名)は短期間の募集としては集まったほうであると考えているが、応募してきてもその後すぐに連絡が取れなくなる学生がいたり、また学業が忙しくなるなどの理由でインターンが最後まで全うできなかった学生もいた(4名)。

・共創コーディネータが、学生インターンとファイスブックを通じたり実際に会うなどして頻繁にコミュニケーションを取った事で、大半の学生インターンは、プログラムの最後まで関われたのではないかと考えている。

・学生インターンが、NPO既存活動に参加(第1段階)、SB企画立案に参画(第2段階)、SB立ち上げ活動を実践(第3段階)という3つのフェーズを体験する事が、社会人基礎力の3つの力の獲得に寄与するという整理は、当初計画では明確になっていなかった事であるが、本事業の遂行過程で学生自身や共創コーディネータの話を聞く中から整理できた事であり、本事業の成果と捉えている。今後は学生インターンプログラムの核にできる内容ではないかと考えている。

・学生インターンの感想に多かったのは、異なった世代との交流から得られた刺激や成果についての言及である。この点は、そうした場を作り出せたという本事業の最大の成果の一つであると考えている。

 

[NPOの支援について]


・支援するNPOの募集に関しては、電子メールや人脈を使って行ったが、検討してくれたNPOは多かった(10団体)が、最終的に応募してくれた団体は5団体だった。2団体については、SB事業の内容がまだ未確定であったため今回は支援を見送り3団体にインターン学生の送り込みとSB立ち上げ支援を行う事とした。

・また、後述するように、応募してきた学生等のニーズに合わせて、インターンとなった学生や若者が、複数のNPOの活動に参加したり、代表者等の話を聞ける機会を作った。そのような場の設定を行う事により、複数のNPO(東上線NPOネットのメンバーでもあるNPO)が、自団体の活動を改めて見直し、また学生のアイデア等も入れてSB起こしを考える機会を得る事ができた。

SB立ち上げ支援については、例えばSBとして市民大学創設を考えているNPOに対して、他市において市民と行政と大学が協働した市民大学の立ち上げ経験をもつ共創コーディネータが支援するなどして、きめ細かな支援ができたと考えている。

NPO側は学生インターンを受け入れるにあたって、既存の自NPOの活動を整理し、また棚卸しをする必要があり、そうした事を通じてNPO活動を見直し、基盤整備の一助にもできるのではないか、と想定した。しかしそこまで共創コーディネータが導けたかに関しては疑問が残る点であり、今後は今ひとつの工夫が必要であると感じている。

・学生インターンの感想と対応するように、NPO側からも学生の異なった視点が新鮮であった、行動力に感心した、との談話が得られている。ここでも、異世代との交感の場を作り出せたという点が、本事業の成果のであると考えている。

 

[学生のニーズにあわせた展開での成果]


・当初計画では4団体の支援を行う予定であったが、今回は上記の理由から3団体とした。但し、応募してきた学生・若者の個別のニーズに対応して、当初計画にはなかったが、インターン的に複数のNPOの活動を体験させたり、また代表者等の話を聞ける機会を作るなどして、学生・若者自らがSBを起こす(その企画案を立てる)事を支援する事ができた。そこでは学生・若者を励起して前に踏み出させるというプログラムを作成できたと考えており、派生的な成果と捉えている。

 

[SB(ソーシャルビジネス)創業について]


・支援した3団体におけるSB(ソーシャルビジネス)立ち上げは、まだ始まったばかりであり、今後の展開が重要である事は論をまたない。学生インターンが継続して関わるかどうかも現時点では未定である。しかし少なくとも(下記のように)第一歩は踏み出せたわけであり、その点は大きな成果であったと考えている。

 ○NPO法人安心安全ネットワークきずな=民によるコミュニティ活動の拠点づくりがSBの核であったが11月には「きずなステーション」を開設できた。今回学生インターンや共創コーディネータが関わって本事業で支援させて頂いた事で、そのスペースの中で行われるコンテンツが充実(学生インターンも様々なアイデアを出すなど大いに関わる)するなどSBとしての継続につながる成果があったと考えている。

○あさか市民活動ネットワーク・あさか市民大学大学部会=東洋大学や市を巻き込んだ市民大学の創設が、本案件のSBの内容であるが、本事業で学生インターンや共創コーディネータが関わった事で、その歩みが早まったと言える。共創コーディネータも一緒に動いた事で東洋大学の一研究室との関係性ができ、そこから来年度早々には一緒に講座を開設できる目途がたった。また市の教育委員会や生涯学習部局との接点はすでに同部会で作っていたが、本事業の中から市・企画政策室との接点ができ、新しい観点から東洋大学との協働を模索できる兆しが見えてきた。

○NPO法人広報じもと=目指しているSBは、地元限定の情報交流会や就職セミナー開催、就職情報誌発刊等である。本事業を通じて学生インターンを育てるノウハウ(プログラム)は培われたので、学生パワーを有効活用したSB展開についての視野が開けた点が一つの成果ではなかったかと思われる。就職セミナーや就職情報誌発刊については、同様な試みをしている他の団体や株式会社との接点も共創コーディネータがアレンジした。ビジネス的に継続できるモデル形成にはまだ壁があるとも思われるが、本案件は東上線NPOネット・地域雇用推進委員会としても同じ志をもつ案件であるので、今後もネットワークを組んで進めていけると考えている。

 

○課題点


[学生インターンについて]


・募集に関しては、大学との接点をさらに深めて、協力体制をとれる大学をさらに増加して行く事が課題となる。

・本事業を通じては、教授(研究室)単位でお付き合いを深めていく事も有効で成果に結び付くという感触が得られた。今後はこうした動きも加速していく。

・社会人基礎力向上の成果については、さらに事例数を上げていき、プログラムのさらなる充実を図っていくことが課題となる。

 

[NPOの基盤強化について]


・学生インターンを既存事業において受け入れる事が、「そのNPOが今まで行ってきた活動の整理、棚卸しにもつながり、事業の段取りや個々の活動の重要度の把握、あるいは学生の目も入れて新しい観点で事業を見直すといった事にもなり、体質強化につながる」、という仮説は今回十分には実証されていない。コーディネータがどう指導していくか、という点も含めて今後の課題である。

・SBの企画案創出については、例えばビジネスモデルシートを支援側が用意してある程度定型化した指導をできるようにするなど、支援側のノウハウ面での工夫がさらにあっていいように思う。今後ぜひとも整理発展させていきたい課題である。

・NPO側がSBを実践していく事についての支援策については、支援側でもっとすばらしい人脈やノウハウを提供できるはずである、と言われればきりがない。インキュベーションノウハウの開発は永遠の課題である。

・本件に即して言えば、学生インターンという異質なものを入れる事による交換の場を設定できたことが、新しい創造の契機となっている。そうした点をSBを成功させるインキュベーションノウハウとして更に磨きをかけていきたい。

 

■今後の展望


・引き続き、NPO支援・SB(ソーシャルビジネス)・CB(コミュテニィビジネス)支援 を行いながら地域参画支援 、就業支援 、情報支援を行っていく。

・この東上線NPOネット・地域雇用推進委員会としての活動自体を、いかにしてSB(ソーシャルビジネス)とし、継続できるビジネスモデルとして創り上げていけるか、が今後の最大の課題である。

・本事業を通じて新たに接点ができた、株式会社や、また同様な動きを志向しているNPO等とネットワークを培い、多くの主体が関わる形で、継続できるモデルが創出できるのではないかと考えている。

・今後は、NPOSBCB基盤づくりモデル事業をもとに、中核的NPOの育成やコーディネータ(共創コーディネータ)育成、および情報提供を中心にした新しい中間支援の在り方を模索し、NPOへのハンズオン支援機能を強化していく所存である。

・近々の動きとしては、この3月に「逆求人マッティングイベント」と称して、学生や若者(求職者)が地元の企業やNPOと知り合えるリアルな場作りのイベントを企画している。これは本事業を通じて接点ができた民間企業やNPOと協働で実施するものである。継続できるビジネスモデルとできるかどうかは現時点では見えないが、実績を積み重ねていくことで、求人企業、大学、求職者(若者)、学生(その親)といった層から広く資金を得られるモデルを作り上げていくことを構想している。

・また、補足的な情報であるが、本事業に関わりをもった複数のNPOでは、本事業にも触発されて、以下のような独自の企画を立ち上げ実施する事になっている。(一部実施済み)

 1/15 学生と企業人・社会人の交流会(さいたまキャリアサポートステーション)

 2/8 就職支援セミナー(NPO法人東上まちづくりフォーラム)

 3/3 つるがしまボランティアフェスタ内での就職シンポジウム(NPO法人広報じもと)

事例報告

インターン生の報告

■小寺隆幸

 

1.インターンプラン・事業内容、効果、結果など

 私は、市民大学設立準備での企画への参加や、PR資料の作成、市民活動まつりでの、大学ブースの計画、作成などを行いました。また実行委員として、市民活動まつり当日には、他の団体の人や、来場者と交流を行うことができました。

 

2.社会人基礎力と得られたもの 

 私がインターンシップを通じて得られたものは、チームで働く力と、考え抜く力です。チームで働く力は、市民大学部会・実行委員の活動と、市民活動まつりでの活動を通じて、人の意見を聞くこと、自分の意見を発信することなどの基礎的なことから、相手の意見を聞いた上で、その修正案を出すこと、チーム内で協力して課題に取りくむことなども、養われました。

 考え抜く力は、市民活動まつりでの、市民大学のPR資料の作成や、市民大学ブースの設置作業を通じ、新しい案を創造、計画することや、それに前例を取り入れることなどで学びました。

 私は今回のインターンシップを通じて、多くの事を学びましたが、その中で一番有意義に感じられたのは、自分よりも上の年齢の世代の人たちとの交流ができた事です。これは高校や、大学では絶対にできないことであり、年の異なる世代との交流が不可欠となる社会でのコミュニケーション力を養うことができました。

 

■幸田泰一郎


1.インターンプラン・事業内容、効果、結果など

・中学校でのイベントのお手伝い

・三芳町、児童絵画展の投票

・ラジオ放送局、テレビスタジオ見学と体験

 

2.社会人基礎力と得られたもの

 まだまだ仕事の紹介、体験程度のものですが今まで体験できなかったことを体験させて頂きました。

 初日には中学校で催された地元の歴史を学ぶイベントのお手伝いをさせて頂き、その後担当の方のお話を伺いました。二日目には、小・中学生が書いた地元の絵画の投票をしました。どの絵画も地元への思いが伝わってくるものでした。最終日はラジオ局とスタジオの見学。ラジオ局では体験もさせて頂き貴重な経験をさせて頂きました。

このインターンシップを通じて、自ら行動する力、想像して実現する難しさを知ることができました。

 今後も是非、参加させて頂きたいです。

 

■柴田真里江


1.インターンプラン・事業内容、効果、結果など

①広報じもとが行っている事業のひとつの歴史ツーリングに参加し、栃木県足利市を中心に探索しました。渡良瀬川鉱毒事件の関係者の方の講演を聞き、足利学校、鑁阿寺、織姫神社を巡りました。

②定例会に3回、参加しました。

1回目 歴史ツーリングの感想と反省を発表し、その後、今後の歴史ツーリングについて、「川越CLASSIC」特集記事のテーマについての話し合いに参加しました。

2回目 歴史ツーリングの記事の講評、「川越CLASSIC」の特集記事について、就職支援活動サービスについて考えました。

3回目 今後の活動内容について、お話を伺いました。また、広報じもとの活動内容をお聞きしました。 

「川越CLASSIC」の特集記事に掲載される、ビジネスモールについての取材に、同行しました。どのような方法、雰囲気で取材が行われているのかを見学しました。 

 

2.社会人基礎力と得られたもの

 歴史ツーリングでは、普段、あまり関わることのない年齢層の方と、一緒に行動するということで緊張し、なかなか会話が進まなかった場面もありました。その為、普段は聞けないような貴重なお話を聞けるチャンスを逃してしまったという反省に繋がりました。社会人基礎力として、コミュニケーションは、重要なものになってくると思います。どのような年代の方とでも、楽しく会話ができるよう、様々な話題を持つことが大切だと感じました。日頃の情報収集の、必要性を強く感じました。

 雑誌の取材同行を通して、どのように本が作られているのかを肌で感じることができました。大学卒業後の就職先である書店に、関わりのある仕事現場をみることができる良い機会でした。しかし今回は、取材風景を横から眺めるだけとなってしまったので、取材前に自分は、「どのような点を中心に見たいか」ということを、きちんと整理していけば良かったと反省しました。

 前半のインターンシップが終わり感じたことは、活動に参加する前に、内容をしっかり押さえ、その上で自ら目標を定め行動していく必要があるということです。そうしなければ、ただ参加しただけで終わってしまうので、自らの課題を見つける場として後半のインターンシップに臨んでいきたいと考えています。

 

■倉田智史


1.インターンプラン・事業内容、効果、結果など

広報じもとで行われている歴史ツーリングという活動に参加し、歴史的建造物の見学の中で自分の建築の知識を深めるのとともに、記事作成にあたり埼玉新聞社の方や、日経新聞社の方に記事の添削をしていただいたため、文書や記事の作成についての勉強もさせていただきました。実際に見学した建物は足利学校と織姫神社を見学し、民間の活動としては猪俣百八燈祭りを見学しました。

 今の活動としましては、事業提案をする上での事業の仕組みを学んでいます。

 

2.社会人基礎力と得られたもの

 普段接することのできない様々な年齢層の方々と、歴史ツーリングを通してお話することができ、初対面の方とどのようにすれば会話を成立させることができるのかということを学ばせていただきました。また、目上の方がたくさんいたので上下関係や言葉遣いにも注意を払いました。将来、社会人になり初対面の人と触れ合う時に、今回のこの経験は生かされていくのではないかと私は思っております。

 また、新聞社に勤める方々から相手の話を一度で聞き取ること、良き質問者は良き取材者であるということを知りました。このことも、取材者だから一回で聞き取れというのではなく、仕事場で上司の方や仕事を教わる立場にある時、人と交流する時の基本であると感じました。

 

3.自由記述

 今回のインターンシップの中で、専門家集団という形態は、建設の中でも生まれてくる形態だと思いました。建設だから建築を学んだ人というのではなく、そこで必要となるお金のこと、工事に使用する機械、または材料、そして近隣住民との触れ合い、というものは建築の人だけでは行えず、それぞれの分野の専門家を集めて一つの企画を進めていく、このような形態を座学ではなく実体験で学ぶことができたので非常に良い経験となりました。

 今後の活動としましては、学校と就職の活動で中々予定を合わせることが困難になってくるのですが、取材に積極的に参加したいと思っており、視野を幅広くもって実際に社会で働いている様々な分野の方々のお話を聞きたいと思っております。

 NPOのインターンシップに行き感じたことの一つとして、どのようにして社会に貢献するのかという働き方について知りました。今までの私の中での社会で働く姿というのは父の影響もありまして、スーツを着用し朝早くから電車に乗り勤務地に向かう、そして入社したら定年までその会社で働き続ける、一つの仕事を続けるということが働く姿だと思っておりましたが、NPOの方々のようにいろんな仕事に一人でまたは、少人数で取り組むという働き方があることを知りました。

 

■川瀬菜摘


1.インターンプラン・事業内容、効果、結果など

・定例会への参加

 記事の講評

 学生が必要とする就職情報の考察

 企業プランの説明

・歴史ツーリングへの参加

・新聞販売店、フランス料理店への取材

 

2.社会人基礎力と得られたもの

 取材から記事を書くということを初めてやらせていただいて、取材をすることは、相手の話をうまく引き出せるかがこんなにも求められているとは思いませんでした。

聞きたいことを言ってほしいように聞けば誘導になってしまう、そのバランスも難しいなと感じました。

 記事を書くときは、誰に発信するのか、特定の人物を思い描いてその人に伝えたいという気持ちで書けば良いということを教えていただいて、一般に”“広くという対象ではなくイメージして絞って書くという大切さを知りました。

 定例会では、就職サイトや就職情報について考える機会があり、今まで疎かに考えていた部分を突き付けられたような心持でした。私は自身が感じてきたことだけがすべてだと思っていたけれども、いろんな考え方があり、その意見は時として自分にとっても大切なことで、どんどん受け入れていったほうが良いのだと切々と感じました。

 協調性がまるでないと思っていたのですが、案の定発揮出来ず、定例会の場では言いたいことを言いたいタイミングで言ってしまっていたので、それは反省すべき点だと思っています。そして今の段階ではあまり他のインターン生と話し合う機会が持てていないので、これから残りわずかの機会をより充実したインターンにしていきたいと考えています。

 

3.自由記述

 もともといろんな場に足を踏み込むことが好きなので、今回も記事を書くインターンをやらないか、というお誘いにふたつ返事で参加してしまいました。

 しかし、いろんな締め切りに追われスケジュール管理が出来ずキャリーオーバーになってしまう気があり、やりたいことと出来る範囲の区別をきちんとする必要があるとひしひしと感じました。

 今回はNPOの方達に支えていただきましたが、社会人になったら期限を守れないというのは致命的なので、そのバランスをもっと正確に把握していかなければいけないと感じています。

 

■渡邊宇明 

 

1.インターンプラン・事業内容、効果、結果など

 「NPO広報じもと」にて次の三点を軸としたインターンシップ活動を行いました。

 第一の活動として埼玉県川越市、尚美学園大学周辺の石造物(地蔵,馬頭観音,庚申塔,記念碑等)の、銘文・形状・年号調査、及び来歴の聞き取り調査を行いました。また調査結果をNPO広報じもとホームページに掲載することにより、歴史・文化のデジタルアーカイブ化とその伝播を図りました。

今後もNPO広報じもととの連携を継続し、調査範囲の拡大・聞き取り調査の強化を計画しております。

 第二の活動としてNPO広報じもとの指導の元、事業計画を行いました。バブル景気及び総合保養地域整備法により量産されたレジャー施設の大部分が営業不振に陥っている背景により、レジャー施設へのコンテンツ供給及び運営管理・配信によるレジャー産業支援、また地域産業の活発化といった趣旨での事業計画となりました。

 第三の活動として絵本作家の菊池日出夫氏、ならびにイーグルバス株式会社への職業取材を行いました。取材における具体的な手法を記者の方に指導していただき、菊池氏の絵本作家としての哲学、またイーグルバス株式会社の事業理念と具体的な社風に踏み込んだ会社情報の記事を作成いたしました。

 

2.社会人基礎力と得られたもの

 私はインターンシップ活動以前は大学ゼミ指導教授の個人的な橋渡しがなければ「インターンシップに参加する」事自体が困難なほど積極性に欠けた学生でした。自覚はあったものの「積極性」という抽象的な概念に依るものだったため、問題解決の手がかりを掴めない状態にありました。

しかしインターンシップ活動を行う事となり、「社会人基礎力」およびその3つの能力、12の能力要素といった形で具体化された問題点が指し示された事により解決への推進力となり、これらの項目を意識することでより効率的な能力向上に励むことができました。

 「考え抜く力」に関しては、実際にインターンシップ活動を行う事で自分の力量を確認できたという点が第一の成果となりました。自己評価としてはインターンシップ活動前のものより下がった結果となりましたが、改善点に気づくことができた事は益となりました。

 また通常では経験しえない幅広い活動ができた事、広い年齢層、多岐にわたる職業の方の思考理論を学べた事がNPOインターンシップとして、もっとも得られたものとなりました。

 

■高瀬唯

 

1.インターンプラン・事業内容、効果、結果など

・  県内で活躍している人や企業の話を聞きに行く

  (中村さん、市川さん、山本さん、株式会社オクタさん)

・  市民活動に関する公共施設の見学

(さいたま市市民活動サポートセンター、鶴ヶ島市市民活動推進センター)

・  NPOに関する勉強会  ・自分でイベントを企画する  ・NPOの運営に必要な事務作業

 

2.社会人基礎力と得られたもの

 今回のインターンシップを経て、私自身の社会人基礎力に関して気づいたことは「今まで築いてきた社会人基礎力は社会の前では無に等しいこと」である。このインターンシップが始まる前は、大抵の社会人基礎力を私は身につけていると思っていた。しかし、インターンシップを経た現在、その基礎力は大学という与えられた場のみでしか発揮できないということに気づいた。つまり、既に用意されたステージの上(例.実習、課題、サークルなど)でしか発揮できないということである。実際に地域で何かやろうと思っても、既に活動している団体に参加させてもらうのが精一杯である。自分から地域で何かを始めるのは、まだまだ難しい。

 社会人基礎力で特に足りていない能力は「前に踏みだす力」に関する能力だと思った。いくら「考えぬく力」や「チームで働く力」があったとしても、何にも所属していない状態で一から自分で何かを始めるには「前に踏みだす力」に関する能力がなければ、何もアクションを起こすことはできないことに気づいた。ただし、この「前に踏みだす力」を発揮するにも、自分自身が「何で人の役に立ちたいか」がはっきりとしていないといけないと思った。自分にたくさんの知人がいても、「自分のビジョン」、さらに「ビジョンからブレイクダウンした目標」、そして「誰にどんな力を貸して欲しいのか」が自己の中ではっきりとしてないと人を巻込むことができないことに気づいた。また、自分のビジョンが明確になっていないとやりきるためのモチベーションがなく、「何のためにこれをやっているのだろう?」と疑問を持ち、行動できなくなることにも気づいた。

 今回のインターンシップで得られたことは、自分の社会人基礎力の不足に気づけたことである。「自分のビジョン」は決めることができたので、今後はそのビジョンを軸に目標を立て、前に踏み出していこうと思う。まずは、自分のビジョンを多くの人に知ってもらうことから始めたい。その中で社会人基礎力を身につけていこうと思う。

 

3.自由記述

 「社会人基礎力と得られたもの」の項目では、少しネガティブなことを書いたが、今回のインターンシップで得られたことはもっとたくさんある。私は20年くらい埼玉に住んでいるが、埼玉で行われている市民による活動のことを全然知らなかった。インターンシップを通して、埼玉でも色々な人が、多くの人が、活動されていることを知ることができた。これは埼玉県民である私にとって、とてもプラスなことである。また、人だけではなく、県や市の施設や制度について知る機会を持てたのもプラスなことである。普通に生活していたら、人・施設・制度について知る機会がなかったと思う。そして、「自分で自分をマネジメントしてみよう」と思ったのもインターンシップに参加したからである。「まちづくり×緑」に関わりたい私にとって、今後の人生を充実させるのに必要なことである。

 インターンシップ終了後、まずは自分にできることを無理なく着実にやっていこうと思います。インターンシップを受けさせていただき、ありがとうございました。

 

■西出博美

 

1.インターンプラン・事業内容、効果、結果など

・  インターンプラン

主催して行っているイベント『ぱぱとままになるまえに』を継続して行える仕組みをつくる。そのための助成金の申請、地域にあるNPOや企業との協同の方法について考える。

・  事業内容

東武東上線沿線上でのイベント開催。それに向けて、地域でのつながりを探し、企画の立案と実行。

・  効果、結果

新たなつながり、企画が生まれたこと。まだ企画を実行していないので、結果については不明。 

 

2.社会人基礎力と得られたもの

・地元での新たな人脈。今までつながりのなかった分野、年齢の方との出逢い。

 

 

注)インターン報告は公開許可を得たもののみです。

 

NPOの報告

成果発表会資料

東上線NPOネット地域雇用推進委員会発表会 1/22

県 平成23年度市町村・NPO等協働モデル推進事業発表会 2/15

参画NPO

NPO法人 広報じもと 

 広報じもと http://jimoto.jimdo.com/

NPO法人 安心安全ネットワークきずな

  NPO法人 安心安全ネットワークきずなステーション  http://kizuna-sta.jp/

あさか市民活動ネットワーク・市民大学部会

  あさか市民活動ネットワーク http://asakatsudo-net.giving.officelive.com/default.aspx